moonstar GYM CLASSIC C/BLACK
ムーンスターの靴作りは1873年、
倉田雲平が久留米市米屋町で始めた「つちやたび店」から始まりました。はじめは夫婦で足袋を仕立てていましたが、1894年にドイツ製のミシンを導入してから事業が拡大してゆきました。この頃から掲げる“精品主義”は今も尚受け継がれています。
1920年に地下足袋の研究を開始し、2年後には生産スタート。1925年にスニーカーやゴム長靴を開発し、本格的にシューズメーカーとしての歴史が始まりました。
ムーンスター久留米工場の靴づくりを代表するのが、生ゴムに硫黄を加え、熱反応によりソールとアッパーを接着させるヴァルカナイズ製法と、加熱した合成樹脂を金型に流し込んで成型するインジェクション製法です。特に、手間がかかるヴァルカナイズ製法は国内では採用するメーカーも僅かになる中、しなやかで丈夫な仕上がりと美しい風合いのため、変更すること無くかたくなに守り続けておられます。
こちらのGYM CLASSICは、1960年代に生産していたトレーニングシューズを再現したモデル。今では簡略化されている部分も、当時と同様に丁寧に仕上げることでシルエットがきれいに保たれ、より丈夫な仕上がりになっている一足です。表面には縫い目がないのに、中を見ると補強のテープと縫い目があるのが見えるのもその証です。
モデル名の後ろに「C」がつくこのタイプは、GYM CLASSICの中のハイライン。カジュアルすぎず、大人の落ち着いた装いにも合わせやすいスニーカーです。サイズ選びの際にはmoonstar スニーカーは普段の靴より半サイズ小さめ(23.5cmの場合23cm)をお選びいただくことが多いという統計を参考にご検討くださいませ。