国産桧 西の祝箸・東の祝箸
お祝いの膳に使われるお箸は祝箸と呼ばれる両端が細い太鼓型のお箸。白くて丸いお箸は元々は柳の木で作られていました。柳の木は水辺に育ち、春一番に芽吹く神聖で縁起の良い木とされていました。
祝箸の両端が細いのは神様が同席し一緒に祝い膳をお召し上がりくださるから。人が口にする方の反対側の箸は神様がお使いになられます。神様と食事している時にお箸が折れるのは良くありません。そういう意味でも折れにくく真っ白な木地色の柳の木は適材でした。
ところが残念ながら、最近祝箸として販売されている白い丸箸は柳の木ではなく、アスペンという木で作られた輸入箸。国産の柳の丸箸は大変手に入りにくくなってしまいました。せっかくの祝いの席、神様と一緒にご馳走をいただくのだから、日本で作られたお箸をお使いいただきたくて、hitofushiは国産の桧でお祝い用の丸箸を調えました。
今では他の箸と同様の向きに箸袋が掛けられているものしか見られなくなりましたが、関西はもともと神様がお使いになられる方が箸袋に納められていましたので、古い習慣に倣ってご用意させていただいております。東は向かって左端、西は向かって右端に袋がくるように配膳なさってくださいませ。袋も揉み紙をひとつずつ手折りで仕立てています。
お正月、結婚、誕生日など慶びの多い祝い膳にお使いくださいね。
・材質:国産桧
・寸法:24cm
・食洗機や乾燥機には入れないでください。