竹のアジロ編み大ざる
長野の竹かごの産地戸隠。標高1000メートル以上の雪深い戸隠の山の中に自生する二メートル前後の細い竹、通称「根曲り竹」を材料に作られています。戸隠竹細工は、江戸時代の初め頃から雪に覆われた戸隠の冬の手仕事として作られ始めました。養蚕が盛んだった明治時代は養蚕に使われるカゴとして使われていたため、地域にもたくさんの職人がいたそうです。
手間のかかるザルは、一日に2枚程度しか作れないといいます。
こちらの大ザルは比較的平たい形なので、野菜を広げて干していただいたり、大人数分の鍋の具材、おにぎりやサンドイッチを並べる大皿としてお使いいただいたりと、お料理好きの方のお台所で活躍してくれます。いつものお料理も大ざるを使って盛り合わせると、普段と違った食卓に。ちょっと楽しい演出ができますね。
アジロで編まれた部分は四角、そこからザルの丸い形状に編み上げられていますので、ちょうど編み方が変わる部分に若干の凹凸があり、置いた時には多少の不安定な感じはありますが、その素朴さが愛らしくもあります。
お手入れは、ご使用後の水洗い(タワシのご使用がおすすめです)、水洗い後にトントンと水気を切り、さらにふきんで水分を拭き取ってから自然乾燥させてください。湿っている状態が長いとカビの原因になりますのでお気をつけ下さいね。
・材質:竹
・寸法:直径約40cm
・湿ったままの状態で長時間放置するとカビの原因になります。